読み「きゅーびー」。PC-98 = きゅうはち → Q + Bee(蜂 = はち = 八)。コードネーム/略称は QB。
PC-98 のフリーソフト・同人ソフト文化を継承するための、ブラウザで動くプレイヤー。
NEC の BIOS も MS-DOS も使わない。DOS の振る舞いはブラウザ内で再実装し(HLE-DOS)、BIOS は 実物の動作を模倣する合成実装、画面のフォントはフリーフォント由来の代替ビットマップ、 ハードウェアの再現はオープンソースのエンジン NP2kai(Wasm)が担う。 つまり、このプレイヤーはフリーなライセンスに基づくものだけで構成されている。 そこで動くのは、あなたの手元にあるソフト、それだけ。
QuuBee はエミュレータではない。PC-98 文化を継承し、再発見するためのツールである。
→ 思想の全体: docs/concept.md
- フリーソフトの書庫(
.lzh/.zip)をドロップ → readme を読みながら.EXE/.COMを選んで即実行 - 作者の起動
.bat(音源ドライバ常駐、errorlevel 分岐入りも)を「起動レシピ」として解釈して自動起動 - 複数書庫の重ね展開(HD インストール風・パッチ当て)、セーブ等の単体ファイル Save / 読み戻し
- FM 音源・BEEP・RS-MIDI、マウス、ゲームパッド
.M(PMD)の FM 音楽をタップして再生(KAJA の PMD ドライバを HLE-DOS で常駐演奏。再起動なしの曲切り替え・一時停止・経過時間)- readme/テキストビューア(SJIS・NEC 罫線・VZ 流 %X タグリンク対応)、
.MAG画像ビューア - ディスクイメージ(
.d88/.fdi/.hdm等)はブートせず、中の FAT ファイルだけを取り出す
対象はフロッピーベース・2D・〜1998 年ごろの PC-98 同人/フリーソフト。
- 市販ソフトの動作は目的ではない。 ディスクイメージからブートする機構を持たないため、 ブートを前提とする市販ソフトは原理的に動かない
- NEC BIOS / MS-DOS / NEC フォント ROM の同梱・読み込み
- ゲームの同梱・配布(動かすソフトはユーザーが持ち込む)
| 層 | 実装 |
|---|---|
| DOS | 実 DOS 不使用。INT 21h ほかを C 側で HLE 実装(native/dos_loader.c / dos_int21.c / dos_xms.c — EXEC/TSR/MCB/XMS/合成 SFT/.bat 分岐インタプリタ等) |
| BIOS | 実 ROM 不使用。NP2kai の合成 BIOS(nosyscode + C ハンドラ)を使用 |
| フォント | NEC フォント ROM 不使用。フリーフォント合成の font.bmp(修正 BSD、CREDITS.md) |
| ハードウェア | NP2kai(MIT)を Wasm ビルド。PC-9821 系構成(i386c CPU + FPU + PEGC)、FM 音源(fmgen)、MIDI(RS-MIDI / MPU-PC98 → TinySoundFont + SF2) |
| フロントエンド | JS のみ(web/player/)。LZH/ZIP 展開・ディスクイメージからの FAT 取り出し・各ビューアも自前実装 |
HLE-DOS と実 DOS との差異・未対応は docs/dos_hle_gaps.md に体系化している。
QuuBee の headless 実行系は npm パッケージ
quubee-mcp として公開している。
PC-98 homebrew / フリーソフトの開発者やエージェントが、書庫・ディスクイメージ・ディレクトリを
渡して「動く兆候・落ちる兆候」(画面・音・INT 21h 診断・状態分類)を機械可読で観察できる
MCP サーバ + ワンショット CLI:
claude mcp add quubee -- npx -y quubee-mcpQuuBee の HLE-DOS は実 DOS ではない — 結果はスモークテストであり実機互換の証明ではない (全応答の JSON に注意書きを同梱)。詳細は tools/mcp/README.md。
- コンセプト(魂): docs/concept.md
- 構成詳細: docs/structure.md
- HLE-DOS の実 DOS との差異: docs/dos_hle_gaps.md
- 開発履歴: CHANGELOG.md
- 第三者コンポーネントの帰属: CREDITS.md
- 配布物(
np2kai_core.wasmを含むアプリ全体): 寛容ライセンスの集合体(GPL なし)(LICENSE)。 FPU は GPL の DOSBox 由来ではなく BSD の Berkeley SoftFloat 3e を使い、コピーレフト部品をビルドに含めない。 - QuuBee 独自のソース(
native/のqb_*/bridge/dos_*、web/player/、tools/、emscripten/、docs/等、 msonrm 著作の部分)は MIT(LICENSE-MIT)。 - 第三者コンポーネントの内訳(NP2kai=MIT / i386c=BSD / SoftFloat3 FPU=BSD-3 / fmgen=cisc 独自(フリーソフト配布) / font.bmp=修正BSD)は CREDITS.md。
- 「著作権クリーン」は NEC BIOS / MS-DOS 等の proprietary を同梱しないこと、加えて配布バイナリ内の各部品 ライセンスが相互に整合していること(2026-06-26 に GPL 部品を除去して整合化。経緯は CREDITS.md)。